-----------------------原文抜粋---------------------　

★序章　月旅行の前に


約45億年前、地球が誕生した頃、月も生まれたという。地球と月は親子だといわれ、兄
弟だといわれ他人だともいわれて来た。ともかくも気が遠くなる程長い間、地球は月を従
え太陽の周りを周回し続けて来た。最初地球のすぐ近くを回っていた月は次第に遠ざかり、
そのスピードもゆっくりになっていった。この地球や月の歴史からすれば、人間の生まれ
た時など時間にならない程ごく最近のことになる。しかしこの微少時間のうちに人間は遠
ざかって行った月を捉える方法を見い出したのである。そしてその時はもう目前にせまっ
ている。せめて、月に至る一筋の道の概念だけでも考察して見たいと思うのである。
最初は、万有引力の力場において加速された物体の運動方程式から出発した。この方程
式を解いて物体の動き方を考えてみた。最後に月へ到達する方法のうちの一つを想定した。
これらの過程で次から次へと新しい問題が出て来て、さらに考えを進めたい課題もあった。
しかし、ここでは最初の目標とその周辺の問題のみにとどめることにした。

----------------------------------------------------

【注意】

・この電子ファイルの著作権はH.Kubota（久保田博南 ・ K&KJapan）に帰属します。許可のない限り改変、転用、無断転載を禁じます。

・以下のファイルには月へ到達するための計算式・スピード等が含まれますが、内容・記述については私的計算によるものです。内容に関するクレームは受け付けません。

続きを読む・・・ (PDF　276 KB)